Lucideon、Metalysisと共同で持続可能なチタンの代替・安定供給に向けた2年間の開発プログラムを開始
2022年以前、西側の航空宇宙産業向けのチタンスポンジは主にロシアから調達されていましたが、現在では中国が約70%を供給しています。
南ヨークシャーに拠点を置くMetalysisは、宇宙、航空宇宙、防衛、極超音速分野などの先端製造分野向けに重要金属および合金粉末の製造を手がけるリーディング企業であり、今回、欧州宇宙機関(ESA)から本プロジェクトを受託しました。
同社は、特許取得済みのMetalysis FFC技術(溶融塩電解プロセス)を用いて、チタン生産における連続または準連続の持続可能なプロセスの開発を進めています。
本プロジェクトは、Lucideonをはじめ、TTP plc、NCHG Ltd、オーストリアのRHP-Technology GmbHなどのコンソーシアムメンバーの協力により推進されます。
パートナー各社は、セラミックス加工、材料科学、電気化学、プロセス開発、粉末冶金といった分野における専門知識を結集し、Metalysis技術に関連する一連のプロセス全体をカバーします。
MetalysisのCEOであるNitesh Shah氏は、次のように述べています。
「Metalysisが主導する本コンソーシアムに対するESAからの約100万ユーロの支援は、当社技術へのさらなる信頼を示すものであり、宇宙、航空宇宙、防衛、極超音速、さらには先端製造分野全体において、重要金属――本プロジェクトではチタン――の産業規模での供給がいかに戦略的に重要であるかを示しています。
当社技術を連続または準連続生産へとスケールアップすることで、持続可能なチタンの西側供給の強化が期待されます。Metalysis FFCプロセスは、従来のチタン製造プロセスと比較して、より効率的で環境負荷が低く、クリーンであるためです。」
Lucideonは、本プログラムの一環として、先進セラミックス分野における専門知識を提供します。
同社の取り組みは、英国における先進セラミック技術の中核拠点であるThe AMRICC Centreの設備と技術基盤を活用して進められます。
同施設は、材料開発および生産における課題を迅速に解決し、製品の市場投入を加速するための機能を備えています。
Lucideonの商務ディレクターであるTim Abbott氏は、次のように述べています。
「当社の専門知識とThe AMRICC Centreの設備を組み合わせることで、Metalysis FFCのような効率的かつ持続可能なソリューションを実現する、スケーラブルな原料生産プロセスの開発および最適化を進めていきます。
当社はイノベーションの加速に強みを持っており、材料およびプロセスに関する専門知識と最先端設備を組み合わせることで、パートナーが信頼性の高いスケーラブルな成果を達成できるよう支援してまいります。」
2026年3月