Lucideon、マンチェスター大学および英国国立原子力研究所との共同研究による論文がAmerican Ceramic Society誌に掲載
本論文「UO₂ペレット製造に向けた電流レート制御型フラッシュ焼結プロセスの最適化(Optimising a current-rate controlled flash sintering process for UO2 pellet fabrication)」では、核燃料製造への応用を目的としたフラッシュ焼結技術活用の可能性を検証しています。
フラッシュ焼結(Flash Sintering, FS)は、焼結プロセス中にカスタマイズされた電極を介して材料に直接電場を印加する先進的な焼結技術です。
現在、FSは原子力用途における二酸化ウラン(UO₂)および混合酸化物燃料(MOX、D-MOX)の代替製造プロセスとして研究が進められています。本論文では、Lucideon、マンチェスター大学、英国国立原子力研究所による共同プロジェクトの成果として、UO₂ペレットの緻密化に本技術を適用した試験結果を報告しています。特に、得られた結果が既存の燃料仕様にどの程度適合するかに重点を置いて評価が行われています。ペレット密度、結晶粒径、不均一性について観察・評価を行い、従来の焼結材料との比較を通じて、今後の研究の方向性について提言しています。
FSは、従来の核燃料焼結と比較して、焼結温度や保持時間の低減、ならびに焼結サイクル時間の短縮といった大きな利点が期待されます。また、より低い運転温度により水冷炉が不要となる可能性もあります。これらの特性から、核廃棄物や核燃料材料の緻密化に向けた革新的技術を求める原子力産業において、有望な技術として注目されています。
本研究は、Engineering and Physical Sciences Research Council(EPSRC)が資金提供するGREEN博士課程トレーニングセンターを通じて支援されました。また、本研究に関連する技術基盤は、Advanced Fuel Cycle Programme(AFCP)の支援のもとで構築されています。
» 論文全文はこちら
https://ceramics.onlinelibrary...
詳細については、David Pearmain(david.pearmain@uk.lucideon.com)までお問い合わせください。
2026年1月